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東京都下で5人暮らしパパの雑記。

2021年3月までの緊急地震速報の発表の状況と正誤

緊急地震速報は、「最大震度5弱以上が予想されるときに、震度4以上になると予想される地域」に出ます。

◆2021年3月までに発表された緊急地震速報(2回)

2021年 回数 日付と地域
1月 0回
2月 1回 2/13福島県
3月 1回 3/20宮城県

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2/13の地震に続いてと連想される地震ですが、2/13の地震のほうが4倍大きく、3/20の地震では関東地方の広域停電は起きませんでした。 この地震NHKが一時震度6強と画面に表示し、ルール上は震度6弱以上で実施される全波全中が誤って行われました。

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昨年は3月までに3回でした。

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◆「緊急地震速報が発表された地震」と「発表されず震度5弱以上になった地震」の合計
緊急地震速報が発表されたが最大震度が4以下になった場合」と、「発表されず5弱以上になった場合」は誤報になります。

日時 地域 マグニチュード 最大震度 緊急地震速報 正誤 備考
2021/02/13 23:08 福島県 M7.3 6強 発表あり
2021/03/15 00:26 和歌山県北部 M4.6 5弱 発表なし ×
2021/03/20 18:09 宮城県 M6.9 5強 発表あり
正誤 2021年3月まで 2020年 備考
確報(発表) 2 4 緊急地震速報が出て震度5弱以上だったもの
誤報(発表) 0 13 緊急地震速報が出たが震度4以下だったもの
誤報(未発表) 1 2 緊急地震速報が出なかったが震度5弱以上だったもの
合計 3 19

上記は緊急地震速報誤報を指摘や批判することを目的としているのではなく、日本の緊急地震速報の仕組みが目指しているもの、その改善や限界を改めて認識したいためのものです。
緊急地震速報誤報があると気象庁が謝罪しますが、私は謝罪は不要だと思います。

緊急地震速報がでると、スマホや防災行政無線から音が鳴り、様々な作業が中断する影響があります。
気象庁が出す緊急地震速報は「技術的」なものですが、私たちは「社会的」に緊急地震速報を受けることになります。
正しく受け取るためにはその理解が必要だと思います。