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東京都下で5人暮らしパパの雑記。

心筋梗塞になりました(2) 1回目のステント手術

 

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つづきです。 

 
◆CCU(冠疾患集中治療室)はいる
安静にしているので自覚症状的にはどこも痛くなく、意識もはっきりしており、元気なのですが、だいぶ悪いという前提の扱いを受け、不思議な感じがします。
救急車のストレッチャーから病院のベッドに移されます。
自分で歩きますよと言いたいところなのですが、ドラマで見たことがあるような、沢山の人に1,2,3と抱えられました。
 
男性看護師もたくさんいるのに驚きました。
いろいろと検査を受けました。
 
後日、このときの血液検査の結果をもらいました。
時刻は11:40でした。
心筋トロポニンTが0.130Hになっています。
正常値は0.014以下とのことで、桁が違っていました。
心筋梗塞が起きたことを示すものです。

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時節柄、PCR検査もされました。翌日陰性だったと伝えられました。
 
トイレに行きたいといったところ、いけないので尿瓶にのことで用意されましたが、なにぶんはじめてなので使い方がわからず、それも尋ねました。
 
カテーテル手術が決まったとのことで、陰毛を剃られました。
「T字帯」といわれているふんどしのようなものを付けられました。
「長時間の安静になるのでコンドームのようなものを付けます」と言われ、取り付けられました。
 
カテーテル、ステント留置の手術
準備ができたとのことで、カテーテルの手術室に運ばれました。
手術も人生で初めてです。
ベッドから機器のベッドに移されました。このベッドはかなり細いように感じました。
広い部屋には7人ぐらいの人がおり、「緊急の○○(聞き取れず)を始めます。よろしくおねがいします」とのことで、ドラマをみているようでした。
左手首を消毒され、局所麻酔をうたれました。
それなりに太いカテーテルをいれるので太い注射もうたれたと思いますが、なにも感じませんでした。
「薬をいれます。左手が暖かくなります」といわれたしかに暖かいのを感じました。
カテーテルが体の中に入っていく感覚も、まったくありません。
 
局所麻酔なので意識はあり、会話もできます。
カテーテル手術では動いてはいけないのですが、そこまで苦痛には感じませんでした。
首は動かすことができます。
「いま症状がでたときのような気持ち悪い感じがしますよね?」と聞かれたり、「はい、息をすって」「止めて」「楽にしてください」などと、医師の指示による動きもありました。
 
看護師さんが手術室のロールスクリーンを降ろしたところ、大きく「SIMENS」と書いてあってちょっと驚きました。
ドイツのメーカーですが、京急のドレミファソラシドーという音がするモーターもシーメンス製でした。シーメンスは鉄道事業は日本から撤退しています。
シーメンスだという前提で検索したところ、こんな機器でした。

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途中で「ああ〜」という声があがり、慌ただしくなりました。
右大腿のところも消毒、麻酔されました。
翌日、先生に聞いたところ、狭くなっているところが重要な血管の手前で、そのままやると破片(プラーク)が重要な血管に入って詰まる恐れがあった、それが生じた時には薬をいれるが、そのために足のほうからもカテーテルをいれた、とのことでした。
カテーテルをいれるのに5分かかるので、破片が散ってしまってから入れると間に合わない、入れてあれば薬が5秒で届くから、とのことでした。
 
大腿から心臓まで5分で差し込めるんだなと思いました。
カテーテルというと長いイメージがありましたが、手首から、大腿からでも、心臓までってそんなに遠くないですね。
1mもないように思います。
 
時間はよくわかりませんが1時間程度だったと思います。
左手首は止血のため締め付けられました(固定バンド)。数ccの圧力がかけられているとのことでした。
大腿のほうは腰ごと医療用ガムテープでぐるぐる巻きにされました(圧迫ロール)。
 
<手首(橈骨動脈)>
・動脈なので止血に圧力がかけられる。
・30分後にトイレまで歩けるようになる。
・2時間おきに減圧し6時間後に固定バンドをはずす。
 
<大腿(大腿静脈)>
・静脈なので止血はぐるぐる巻き程度。
・4時間後にトイレまで歩けるようになる。
・5時間後に圧迫ロールをはずす。
 
私の場合は、狭くなっている部分がもう1ヶ所みつかったため、引き続き安静となりました。
 

この日の夕食が人生初の病院食です。

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つづく