つづきです。
退院した日に限度額適用認定証が届いていました。
4日後に病院を再訪して、限度額適用認定証を提示し、支払いました。
クレジットカードが使えました。
診療明細書を受け取りました。
区分 | 項目名 | 点数 | 回数 | 金額 | 区分小計 |
---|---|---|---|---|---|
初・再診料 | 初診 | 2,880 | 1 | 2,880 | 2,880 |
医学管理等 | 退院時薬剤情報管理指導料 | 900 | 1 | 900 | |
入院栄養食事指導料 | 2,600 | 1 | 2,600 | ||
退院時リハビリテーション指導料 | 3,000 | 1 | 3,000 | ||
薬剤管理指導料 | 3,800 | 1 | 3,800 | 10,300 | |
在宅医療 | 往診料 | 7,200 | 1 | 7,200 | 7,200 |
投薬 | 8,400 | 8,400 | |||
手術 | 心臓手術用カテーテル冠動脈用ステントセット | 161,000 | 2 | 322,000 | |
経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | 243,800 | 1 | 243,800 | ||
経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 216,800 | 1 | 216,800 | ||
リドカインテープ | 60 | 1 | 60 | ||
経皮的冠動脈形成術用カテーテル用ガイドワイヤー | 93,600 | 1 | 93,600 | ||
経皮的冠動脈形成術用カテーテル用ガイドワイヤー | 126,800 | 1 | 126,800 | ||
ソリューゲンF注 | 1,870 | 1 | 1,870 | ||
ソリューゲンF注 | 2,040 | 1 | 2,040 | ||
血液造影用シースイントロデューサーセット | 145,290 | 1 | 145,290 | ||
血液造影用シースイントロデューサーセット | 94,040 | 1 | 94,040 | 1,246,300 | |
検査 | 鼻腔咽頭拭い液採取 | 50 | 1 | 50 | |
SARS-CoV-2抗原検査 | 6,000 | 1 | 6,000 | ||
免疫学的検査判断料 | 1,440 | 1 | 1,440 | 7,490 | |
画像診断 | 画像診断管理加算(核医学検査) | 1,800 | 1 | 1,800 | |
画像診断管理加算(コンピュータ断層診断) | 1,800 | 1 | 1,800 | 3,600 | |
リハビリテーション | 心大血管疾患初期リハビリ加算 | 2,800 | 1 | 2,800 | 2,800 |
入院料 | ハイケアユニット入院医療管理料 | 23,920 | 2 | 47,840 | |
療養環境加算 | 250 | 6 | 1,500 | ||
患者サポート体制充実加算 | 700 | 1 | 700 | ||
救急医療管理加算 | 9,500 | 5 | 47,500 | ||
入院感染症対策実施加算(入院基本料) | 100 | 6 | 600 | ||
入院感染症対策実施加算(特定入院料) | 100 | 2 | 200 | 98,340 | |
診断群分類(DPC) | 入Ⅰ 3,600x7 | ||||
入Ⅱ 2,661x1 | |||||
DPC当月点数合計 27,861 | |||||
医療機関係数1.38 | 384,480 | 384,480 | 384,480 | ||
保険分合計 | 1,771,790 | ||||
一部負担金(2) | 179,464 | ||||
食事負担金(3) | 460 | 19 | 8,740 | 8,740 | |
私費負担分(4) | T字帯 | 385 | 3 | 1,155 | 1,155 |
請求合計額(2)+(3)+(4) | 189,359 |
点数がゼロの項目が多く(上記には記載していません)、なぜだろうと思ったのですが、「診断群分類(DPC)」のためと思われます。
いろいろな検査や薬品が実績として記されていますが0で計上され最終的に診断群分類(DPC)で1日いくら(今回の場合は36,000円が7日、26,610円が1日)で計算されるようです。
包括評価の範囲は、主にホスピタルフィー的要素(入院基本料・検査・画像診断・投薬・注射・1,000点未満の処置などの施設報酬)であり、ドクターフィー的要素(手術料・麻酔料・1,000点以上の処置などの医療技術料)は対象外となる。
手術に1,246,300円かかっています。これは2回分です。
主に、心臓に留置したステントが16万1千円(これを2つ)、使用された医療用品としてガイドワイヤー9万3600円、12万6,800円、造影剤14万5,290円、9万4,040円、手術の技術料が24万3,800円、21万6,800円です。
心筋梗塞の治療としてステントを心臓に入れる手術は1回約60万円でした。
7泊8日(集中治療室2泊、一般病棟5泊)の入院(差額ベッド代なし)、検査の費用は、約50万円でした。
高額医療費のため実際の自己負担額はかなり少額になります。
高額医療費の自己負担額は医療ではなく所得によって決まります。
今回の1,771,790円は下記になると試算できます。
所得区分 | 所得区分 | 自己負担限度額 | 今回の金額 |
---|---|---|---|
ア | 標準報酬月額83万円以上 | 252,600円+(医療費-842,000)*1% | 261,898円 |
イ | 標準報酬月額53〜79万円 | 167,400円+(医療費-558,000)*1% | 179,464円 |
ウ | 標準報酬月額28〜50万円 | 80,100円+(医療費-267,000)*1% | 95,148円 |
エ | 標準報酬月額26万円以下 | 57,600円 | 57,600円 |
オ | 市区町民税非課税 | 35,400円 | 35,400円 |
私はイでしたので、1,771,790円のうち179,464円を支払い、1,592,326円は日本の社会保険制度(健康保険組合)でもってもらいました。
大変ありがたく、また非常に高額な負担をしてもらったことを申し訳なく思います。
このおかげで、手術前も入院中も、「それはいくらになりますか」「相見積もりを」「安いほうで・・」と尋ねたりする必要がなく、可能な限り最高の医療を受けることができました。
◆差額ベッド代
費用面で聞かれたことといえば、「病室は個室にするか」でした。
いわゆる差額ベット代がかかります。
私はその場で4人部屋でいいと答えました(差額ベッド代なし)。
この病院の場合は、個室は4つありました。
特室A 88,000円、個室C 25,300円、個室D 19,800円、個室E 14,300円でした。
広さにかかわらず個室にしたいというだけで一気に最低(個室E)1日14,300円かかります。
7泊8日だとx8で114,400円!(1泊14,300円ではなく1泊2日で2日分になる)
特室Aだと88,000円x8=704,000円!
シャワー、トイレは専用になる(特室Aのみ浴槽もあり)というのは意外でしたが、なかなか高価です。
移動制限が解除になったときにフロアを見て回り、開いていたのを覗きました。
テレビが大きいと思いましたが、ホテルで考えると+88,000円の部屋にはみえなかったです。(ホテルではありませんが)