mineoが新プラン「マイそく」をリリースしました。
1.5Mbps使い放題(ただし12時〜13時は32Kbps)990円
3Mbps使い放題(ただし12時〜13時は32Kbps) 2,200円
MVNOとそのユーザーにとっては大問題の12時〜13時の通信が大きくクローズアップされるプランです。
MVNOはキャリアから通信帯域を借りていますが、通信量が増大する12時〜13時に合わせて借りるとその他の時間帯が過大になります。いまのところ、12時〜13時に通信速度が低下するのはMVNOの欠点としてユーザーが許容するものとなっています。
さらに踏み込み、12時〜13時を32Kbpsにするというものです。
32Kbpsはほぼ使えないと思います。
IIJmioで低速モードを366MB以上/3日使ったときに適用される「OFF時規制中」が20Kbpsといわれています。
LINEの通知はきますが、返信やスタンプにも気を使う速度です。
◆在宅勤務環境向けか
在宅勤務も増え、私はそういえば12時〜13時に通信を要することは週1日ぐらいしかありません。そういう人に向けたプランといえるでしょう。
◆povo、楽天モバイルで補う
eSIMでSIMを複数切り替えられる機種が増えています。
mineoはeSIMはありませんが、月額料金無料から利用可能なpovoや楽天モバイルで12時〜13時の通信を補完することも考えられます。
povoの128Kもなかなかの低速です。
楽天モバイルは知らぬ間に1GBを超えるのが怖いです。
◆mineoの特徴である自由度の高さが使えない
mineoの魅力はパケットに関する自由度の高さです。
一工夫でパケットの永久繰越ができますし、足りなくなったらメルカリで買うこともできます。(1GBあたり80円ぐらい)
「マイそく」は安い代わりに高速パケット(いわゆるギガ)を追加して高速化することもできません。その自由度の低さを受け入れるか、ということになりそうです。
※マイそくは高速通信量追加のようなものとして「24時間使い放題+330円」があるとのことです。
いやしかし1千円未満で通話ありの回線が1.5Mbps使い放題とは驚きの時代になったものです。
私はMVNOの旧楽天モバイルで2年縛りの間、2GB+1Mbps使い放題1,628円(2GBはほとんど使わずずっと低速1Mbps)で満足していたので、マイそくも大丈夫な可能性は高いです。
mineoのリリースや会見のなかででた数字です。
mineoの契約者数120万
マイピタの契約数80万(2021年春からの新料金プラン)
パケット放題plus(+385円で1.5Mbps使い放題)の契約者数13万
ゆずるねを宣言している人 5万
パスケットの目標契約数10万
新かけ放題の目標12万
マイそくの目標4万
決してマイそく中心にしていくということはなく、選択肢のひとつとしての提示ということがわかります。
マイピタ80万のうちパケット放題plusを追加している人が13万というのには驚きました。
ところで、「マイソク」といえば不動産業界の人にとってはおなじみで、不動産屋さんに貼ってある物件情報の紙のことだそうです。知らなかった。