乗鞍岳に登る計画を立てましたが、今季は乗鞍スカイラインが通行止めで、不安がよぎりました。
ご来光バスに乗りたいという予定は今年は実施できなかったものの、長野の乗鞍高原側から登山を楽しむことができました。
乗鞍観光センターに電話で確認し駐車場は24時間開放、無料とのことでした。
仕事を終えて出発し、午前1時ごろに乗鞍観光センターの駐車場に着きました。
ここが満車で入れなくなることを危惧していましたが、この日(平日)は、始発バスの出発まで満車になりませんでした。
天気に不安があったのですが、いってみれば満点の星空で感動しました。
STARWALKというアプリで星を確認。天の川も見えました。
iPhoneでは星の写真は撮れないと思っていたのですが、iPhone12では写りました。
中央の星が木星です。その左にオリオン座があります。
この日の日の出は5:15でした。
そのうちご来光バスで畳平付近で眺めたいものです。
乗鞍観光センターの右端のほうにバスの乗車券売り場があります。
乗車券は往復で3,400円です。
窓口は現金のみですが、券売機ではクレジットカードが使えました。
なお、乗鞍観光センターにはおみやげ屋はなく、道路向かいのエコー乗鞍にあります。
この日はAダイヤ(晴れの日ダイヤ)でした。
6:10のバスは土日祝のみで、平日なので始発は7:00です。Bダイヤだと8:00になります。
晴れの日ダイヤか雨の日ダイヤかは、前日の12時ごろにホームページに載ります。
道路上に6:52着の新島々発のバスが来るのがみえ、そこから数人の方が乗り換えました。
新島々からのバスはスキー場前または休暇村止まりで、畳平までいかないので、ここで乗り換えになります。
松本バスターミナル5:30-新島々6:00
新島々6:05-乗鞍観光センター6:52-スキー場前(止)6:53
白にレインボーのアルピコのバスがくると思っていたのですが、違うバスでした。
人数をちゃんと数えられており、私たちは2号車になりました。少し前に区切りの柵が置いてあります。この日は2台でした。積み残しはしないようです。
今回は富士山登山希望の知人が高山病にならないかの確認という目的もありました。
乗鞍高原は1,500mで、畳平は約2,700m。
60分で1,200mあがります。ここで体調不良にならないかがポイントでした。
結果的にはまったく問題なし。
(学生時代に2,600mで高山病になって付き添いをつけて下ろし、結果的に退部した後輩がいたので恐れています)
畳平のバス停が日付入り記念ボードになっています。
帰宅した翌日、畳平バスターミナルがStarlinkの衛星回線を使用してauの5Gエリア化されるという記事がでました。
2023年8月26日(土)から供用開始になりました。
8月27日(日)のヒルクライム大会に合わせたものかもしれません。
↓この写真はそれを知らずに撮ったものですが・・
拡大したところ、記事の写真で工事していたところにアンテナがついていました。
KDDIはStarlinkの回線を使って「山小屋wi-fi」なども展開していますが、手続きが必要です。
5Gエリア化は、ユーザーからすると「なにもする必要がない」で、これは理想的だと思います。
YAMAPというアプリではユーザー同士で記録を自動的に交換して誰かが圏内になると送信され遭難した時の捜索の情報にするそうですが、手続きなく圏内になることはいいと思います。
なお、畳平付近は4Gの電波が十分に通じており、バスターミナルの建物の中でも弱い、遅いと感じることはありませんでした。
畳平に関しては5Gエリア化はプラスアルファだと思いますが、今後まったく圏外や弱いところでエリア化されるといいと思います。
山登りをする場合はau系をひとつ持っておいたほうがよさそうだと思いました。
今回の電波状況を記します。au回線(UQ Mobile)です。
畳平バスターミナル 屋外、屋内ともに圏内
肩の小屋 屋外は圏内(弱い)、建物の中は圏外
頂上小屋 圏外
畳平到着後にガス(霧)がでてきました。
左は乗鞍神社中宮です。
出る直前には雨になったので雨合羽をきて出発です。
しかし大雨や濃霧にはならず、花をみる余裕はありました。
風があり、サッとガスが晴れたりします。お花畑の歩道を工事中でした。
肩の小屋に到着です。
そのうち泊まってみたいところです。
通過して急登に取り掛かります。
私は数回目ですが、知人は初めてなので、この先に山がそびえているのが想像できないようでした。
ずっとガスなので写真も撮らずに登り続け、頂上小屋へ。
知人は記念にてぬぐいを買っていました。
別のお客さんがカードは使えますかと聞いていましたが圏外なので使えませんとのことでした。
頂上小屋から数分で山頂に到着です。
三角点。
乗鞍本宮
頂上に建っているのに立派な建物です。この日は閉まっていました。
とにかく真っ白です。(よくある)
下の頂上小屋付近で晴れるのを待ちましたが、晴れませんでした。
しかし、下山中に晴れ始め、肩の小屋についた頃には完全に晴れました。(よくある)
ガスに閉ざされたからこそ、見え隠れするのがすばらしいものにみえ、写真もバシバシ撮ります。
学校登山の団体がいるのが見えました。
新しいトイレが設置されていました。岐阜県によるもののようです。無料です。
肩の小屋で昼食をとりました。山菜そば900円です。高度2,800mでの外食です。
学校登山の団体が登っていきました。
肩の小屋を発ち、バスターミナルに向かいます。
来たとき、登っているときとうってかわって、完全に見通せています。
左奥が頂上です。
拡大すると、頂上の神社、鳥居、頂上小屋が見えました。
下の街が見えます。長野県側です。
もう少し手前では岐阜県側の街も見えました。
この時の畳平の気温は12度でした。
これに慣れてしまい、乗鞍高原でバスから降りたときに「あっつ!」になりました。
乗鞍高原のバスターミナルに着きます。
乗鞍観光センターにはおみやげものはなく、道路向かいのエコー乗鞍で買いました。
湯けむり館によったのですが、記憶にある湯けむり館とは違っていました。
しかし硫黄の香りがする白濁した温泉は同じでした。
検索したところ、老朽化のため2013年に移転新築したとあります。
10年も知らなかったのでした・・。
以前の建物は、木が感じられ大きな暖炉のようなものもあって、ウイスキーが似合うような建物でした(個人の感想です)。
旧湯けむり館があったところは更地になっていました。
久しぶりに山の涼しい風、ハイマツの匂いを体験することができました。
今後登山を趣味にしたいという知人を連れてでしたので、すんなり晴れるよりも、雨の体験もできたのは結果的によかったと思います。
■アプリ
YAMAPというアプリを初めて使用しました。
「出発」の操作をすると、自動的に行動が記録され、3Dでのムービーもできていました。
12人の方とすれちがい通信をしていました。記録を交換し、誰かが圏内になると送信され、遭難したときにいつどこにいたのかがわかるそうです。
■実行程
乗鞍観光センター7:00-(バス)-畳平7:50
畳平8:00-肩の小屋8:50-頂上小屋10:00/10:15-剣ヶ峰(3,026m)10:20/10:55-肩の小屋(昼食)11:40/12:45-畳平13:30
畳平14:05-(バス)-乗鞍観光センター
■電波状況(再掲)
畳平バスターミナル 屋外、屋内ともに圏内
肩の小屋 屋外は圏内(弱い)、建物の中は圏外
頂上小屋 圏外