殺生石が割れたそうです。
平安時代に狐が化けて上皇に寵愛されていたのが見破られて飛んできた、近づく者を殺すと言われている石です。
実際には、石そのものに生き物を殺す作用はなく、この周囲で火山性ガスが発生しておりそのガスにより蝶などが死んでいたそうです。
「奥のほそ道」で松尾芭蕉が訪れており、その時すでに観光地だったことがわかります。
火山性ガスは弱まっていっているようです。
これはまたきれいに割れてしまって・・。
2014年5月の写真
殺生石は石がごろごろしたところにあり、そのなかではいちばん大きなものではあるものの、縄がなければどれのことをさしているのかわからないものだった。