防災訓練の時に使うAEDは訓練用です。
消防署が持ってきてくれます。
小学校で心停止になった児童をAEDで救ったというニュースがありました。
とてもすばらしいです。
児童には心臓疾患があることが家庭から学校に知らされていて、学校ではそれをうけて訓練が繰り返し行われていました。
驚くほどいいことだったと思います。
発症したのが学校でよかった。
戸惑う場面もあった。学校に設置されたAEDは、訓練時に消防から借りたものと機種が違った。隈本加津美教諭は「電極パッドのコードが最初から本体に接続されているタイプだった。落ち着いていればわかることだが、急いでいてすぐに判断がつかなかった」と振り返った。
実際に使わなければならない事態になったときに使うのは、そこに備え付けられているAEDです。
うちのマンションにはAEDが2個備え付けられています。
防災訓練のときには、消防署が持ってきてくれる訓練用AEDで訓練をします。
その時に、実際に備え付けてあるAEDも持ち込みます。
近隣の消防署の訓練用AEDは、バックからチャックを開けて取り出し、コードを接続し、電源ボタンを押します。
しかし、うちのマンションのは、蓋をあけると、自動で電源が入り、「成人モードです」としゃべるタイプです。
ふたと本体はくっついており、「取り出す」というのもありません。
コードもくっついており接続する動作もありません。
「成人モードです」プープープープーという音がします。
「警報音のようですが、これが心臓マッサージ(胸骨圧迫)のペースです」と説明しています。1分間に100回なので、意外と速いです。
本物では電極パッドを取り付けるなどはできませんので、訓練用AEDは必要です。
しかし、そのときにはそこに備え付けの実物もあわせて見てみる必要があると思います。
職場もそうですが、AEDのさらに外側にあるケースに「開けると警報音がなります」と書いてあり、気軽には開けられない雰囲気をだしています。
防災訓練のときぐらいは、実物を開けてみたほうがいいと思います。