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東京都下で5人暮らしパパの雑記。

昨今のインフルエンザ

(2016/2/3に書いたものの転載です)
昨シーズンの2014年12月に、前はいつだったか覚えていないぐらい久しぶりにインフルエンザになりました。
そのぐらい最近インフルエンザになったことがない方向けに記します。


自分はインフルエンザではないと思い込んでいましたが、迅速検査で綿棒と称する棒を鼻に突っ込まれ、A型と診断されました。正直これが一番痛かったです。綿棒からイメージされるやさしいものではなかったです。
帰宅後、すぐに隔離され食事も別になりました。


子供の頃、インフルエンザといえば診断が付く頃には直っていたし、薬もなく、対症療法だったと思います。
(ノロウイルスは今でも治療薬はなく対症療法です)


1999年に迅速検査キットが発売され、2000年には抗インフルエンザ治療薬のリレンザが発売。
インフルエンザはその場で診断され、投薬治療されるものに変わります。


2006年ごろ、タミフルによる異常行動が話題になります。
タミフルは5日服用する必要がありますが、去年自分は1回吸引すればいいというイナビルを処方されました。


なお、季節性インフルエンザで日本では年間100~1,600人ぐらいが死亡しています。
病気の患者さんがインフルエンザになって死亡した場合はカウントされないため実際は1万人ぐらいとも言われているようです。
ほとんどが高齢者です。


2009年、弱毒性新型インフルエンザが流行。メキシコの豚インフルエンザ由来。世界で2万人が死亡。
日本では当初隔離などが行われましたが、封じ込めることはできず、2,068万人が感染し、198人が死亡。
この時亡くなった方は高齢者に限りませんでした。


インフルエンザは、過去に何回も大流行し多数の人命を奪っており、人類の脅威です。
1918年スペインかぜ4,000万人死亡。1957年アジアかぜ200万人死亡。1968年香港かぜ200万人死亡。


そして!
2011年4月から、「2009年の新型インフルエンザ」は、季節性インフルエンザ扱いになりました。
「インフルエンザ(H1N1)2009」という名前がついています。
震災直後の時期だったせいか、知られていない感じがします。


今は、インフルエンザ(H1N1)2009と、A香港型と、B型が流行します。
Aソ連型は、2009の登場後は姿を消しました。インフルエンザの世界でもソ連が消えました。
今年は、インフルエンザ(H1N1)2009、B型、A香港型の順に多いそうです。


新型インフルエンザ対策」は、今後発生するかもしれない強毒性インフルエンザへの対策のことで、2009年に流行したインフルエンザの再襲来?に対するものではないということになります。
2009年のインフルエンザは今はすっかりお馴染みになってしまっています。
強毒性の新型インフルエンザへの対策は今後とも想定しておく必要があります。

 

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(2020/1/24追記)

現在2009年の新型インフルエンザはA(H1N1)pdm09と記されています。