BCG(結核の予防接種)が新型コロナウイルスの流行、重症化を抑えているのではないかという説が、流行の当初からあります。
日本の政府はうまくやっていると思いますが、それだけでは納得できない少なさです。
特に若年層はインフルエンザで死者をだしているのに、新型コロナウイルスではいまだにゼロです。
BCG仮説を肯定する相関分析論文を出したイスラエルの生物学者「リスクなく得るものしかないのだから、すぐに全国的なBCG接種を始めるべき」と主張 https://t.co/LOIMK2SA3Q
— J Sato (@j_sato) 2020年8月21日
すごい情報!!
— J Sato (@j_sato) 2020年8月18日
SARS-CoV-2のエンベロープの脂質と糖タンパク質が、結核菌の脂質と糖タンパク質と似ていて、同じ抗原として免疫反応を呼び起こす。
すなわちBCGは非特異的効果だけでなくSARS-CoV-2特異的免疫ももたらすと…
新コロのワクチンってことでは!? https://t.co/hGSR6bAAZ8
日本はBCGワクチンが効いているのではないかという仮説を真剣に研究すべきだと思います。
もしBCG仮説が正しいのであれば、日本では新型コロナウイルスのワクチンの接種は不要になります。
じきに新型コロナウイルスのワクチンはできると思いますが、品質と量の懸念があります。
今後開発される新型コロナウイルスのワクチンが、安全で十分な量があるという前提がとても不思議です。
品質の懸念は、もちろん新しいワクチンだからです。
副作用がおきるかもしれない。もしおきたら、新聞社が反ワクチンキャンペーンを行うでしょう。
量の懸念は、製造と接種作業にかかる時間です。
なお反ワクチンの方は辞退されるものと思います。
BCGワクチンは原則として乳児のときに打っているはずのもので、BCG仮説が正しいとしても、それはBCGワクチンの接種の増加には結びつかないものと思います。
しかし、春先、BCGワクチンの接種希望者が増えたそうです。
もしこれが反ワクチンの人が希望したのであればなんとも滑稽です。
日本ではBCGワクチンは赤ちゃんのためのものです。
なお、当然ながら、新型コロナウイルスのワクチンができても、新型コロナウイルスの感染者はゼロにはなりません。
日本ではいまだに、年間約2万人以上が発症し、2,000人以上が亡くなる最大級の感染症です。2014年では人口10万人に対する新規患者数(10万対罹患率)は、15.4人で、米国の5倍に上り、未だ「中蔓延国」と位置付けられています。
私もあなたも、BCGワクチンを接種しているにもかかわらず、まだ新型コロナウイルスより結核で死亡する可能性のほうが高いです。
インフルエンザの予防接種も毎年打っていますが、ゼロにはなりません。
新型コロナウイルスのワクチンに過度な期待は禁物です。
日本で新型コロナウイルスのワクチンが不要になれば、大きな便益をもたらすことになると思います。
製薬会社は儲けそこないますが、治療薬の面でがんばってほしいです。