地球の衛星といえば「月」です。
他にないのか。
今まで判明した自然の衛星は2つしかなく、しかも一定期間捉えただけで、回り続けてはいない。
大きさは大きくて3m〜6m。ええっ、星だけど・・岩でしょ。
これぐらいでも、それだけしかないという・・。
◆2006 RH120
直径3m〜6m。2006年9月〜2007年6月まで地球を周回。
地球と同じような軌道で太陽を回っているため。
次は2028年に接近する。
◆2020 CD3
直径1m〜1.5m。2015年〜2020年まで地球を周回。
次は2044年に接近するが捉えられない。その次は2061年。
天然のものは以上2つだけです。なんと!
地球を回るのはいいものの、月に近づくため、その影響でいずれ放り出されるそうです。
月以外の衛星は1m〜1.5mでも地球にまとわりつけない。
月の嫉妬のようです。
◆J002E3
人工物。アポロ12号のロケット。1969年に打ち上げ。
2002年に発見され、2003年に地球周回軌道から放り出された。
2032年に再度捉えられる可能性がある。
◆6Q0B44E
数m程度の人工物と思われる物体。
◆2000 SG344
人工物か天然のものかわからない物体。
アポロ12号のロケットと考えられたが、それはJ002E3だった。
◆2010 KQ
人工の物体。1974年に打ち上げられたソ連のロケットと思われる。
1969年に打ち上げたロケットの残骸が周回し続けています。
もし地球に落下していれば、とっくに朽ち果てていたでしょう。
朽ちることがなく、高速でとんでもない距離を回り続ける宇宙。
恐怖を感じます。