緊急地震速報は、「最大震度5弱以上が予想されるときに、震度4以上になると予想される地域」に出ます。
◆2022年1月までに発表された緊急地震速報(2回)
2022年 | 回数 | 日付と地域 |
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1月 | 2回 | 1/4父島近海 1/22日向灘 |
昨年1月は0回でしたので、今年は多く推移しています。 ushiushiweb.hatenablog.com
◆「緊急地震速報が発表された地震」と「発表されず震度5弱以上になった地震」の合計
「緊急地震速報が発表されたが最大震度が4以下になった場合」と、「発表されず5弱以上になった場合」は誤報になります。
日時 | 地域 | マグニチュード | 最大震度 | 緊急地震速報 | 正誤 | 備考 |
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2022/01/04 06:09 | 父島近海 | M6.1 | 5強 | 発表あり | ○ | |
2022/01/22 01:08 | 日向灘 | M6.4 | 5強 | 発表あり | ○ |
正誤 | 2022年1月まで | 2021年 | 2020年 | 備考 |
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確報(発表) | 2 | 7 | 4 | 緊急地震速報が出て震度5弱以上だったもの |
誤報(発表) | 0 | 3 | 13 | 緊急地震速報が出たが震度4以下だったもの |
誤報(未発表) | 0 | 1 | 2 | 緊急地震速報が出なかったが震度5弱以上だったもの |
合計 | 2 | 11 | 19 |
上記は緊急地震速報の誤報を指摘や批判することを目的としているのではなく、日本の緊急地震速報の仕組みが目指しているもの、その改善や限界を改めて認識したいためのものです。
緊急地震速報の誤報があると気象庁が謝罪しますが、私は謝罪は不要だと思います。
緊急地震速報がでると、スマホや防災行政無線から音が鳴り、様々な作業が中断する影響があります。
気象庁が出す緊急地震速報は「技術的」なものですが、私たちは「社会的」に緊急地震速報を受けることになります。
正しく受け取るためにはその理解が必要だと思います。