2017年に豪雨被害で被災。2023年8月28日にBRTで復旧です。
平成29年7月 九州北部豪雨」により被災した日田彦山線添田駅~夜明・日田駅間について、BRT(バス高速輸送システム)で復旧することが決定しました。
日田彦山線BRT ひこぼしラインでは、彦山駅~宝珠山駅間の線路敷地を「専用道」に整備すると共に、添田駅~彦山駅及び宝珠山駅~日田駅間については、地域住民の生活圏に近い「一般道」を走行することで、利便性の向上を図ります。
今後も地域の皆さまのご協力を頂きながら、2023年8月28日(月)の開業に向けて準備を進めてまいります。
40Kmのうち、専用道は14Kmです。
2011年に東日本大震災で被災し、2012年にBRTで復旧。
2020年に鉄道事業は廃止されました。
日田彦山線BRTは、バス停が駅と表示されています。
システムとしては「鉄道」に見えるかたちで存続し、実態はバスであるBRTは、赤字ローカル線の今後とるべき道ではないかと思います。
私は地方出身なので地方における鉄道の重みはわかります。実際、住んでいた町の鉄道は廃止されたのを見ています。
しかし、都会在住者としてみると、鉄道の運休というのは阿鼻叫喚のものです。1日数往復で乗客はまばら、数年も運休してもたいして影響がない、使われていない、困っている人は少ないというのは、交通としての役目は終えていると思います。
地域のシンボルとして残したい。しかしそのためにJRなどの民間企業や地方自治体が多額の費用を負担するのは好ましくないことです。
また、外野が旅情やお気持ちでローカル線の存続つまり費用負担を強いるのも、地元の存続希望以上に理不尽なことです。
かつては道路事情が悪いので鉄道であるという説もありましたが、道路の発達により、ひとたび災害に見舞われると、鉄道よりも道路にしたほうが早期に復旧できる状況です。
実態はバス転換でも、専用道や駅を設け、時刻表にも乗り、バスとは別格であるというものを明確に位置づければ、赤字ローカル線の転換も可能ではないかと思います。