うちの子供のところも夏休み入りしました。
通知表が渡されたと思います。
都立受験の可能性がある中1の保護者の方!
気がはやいですが高校受験に備えてご確認ください。
<私立高校受験(併願優遇)に必要な情報>
3科の合計(max15)
5科の合計(max25)
9科の合計(max45)
3年生の11月に渡される暫定内申という名の通知表で、滑り止めになる併願優遇の私立高校は決まり、事実上合格します。
下記に併願優遇の一覧表があります。どの高校に行ける可能性がありそうなのか、ご確認ください。
第一志望になりうる有力私立(早実、中大付属など)は併願優遇はやっていません。
漢検、英検、部活部長、部活3年やったなどなどで+1などあります。なお、都立ではまったく考慮されません。
通知表を受け取るたび、可能性があるところを調整していってください。
見学に行くなどの対応が必要になります。
親御さんにあっては、子供が「この私立高校にいきたい」と思う高校をみつけ、思わせるようにしてください。
子供が行っていいと思う私立高校がなければ、最終的に都立が思いきれず、都立の第一志望がゆらぎます。
<公立高校受験に必要な情報>
5科の合計(max25)+実技4科の合計x2(max40)=(max65)
これを300点満点に換算します。(計算した値/65)x300 です。
受験当日の5科の合計点(500点満点)を1.4倍して700点満点にします。
1,000点満点で合否の判定があります。
英検、漢検、部活などはまったく考慮されません。
都立高校、男女別の推定の合格ラインが模擬試験の会社からでます。
下記は2020年1月7日のものです。
www.schoolguide.ne.jp
仮にそこに800と記されていたとします。
内申がすべて3だった場合、15+12x2=39 (39/65)*300=180点
内申がすべて4だった場合、20+16x2=52 (52/65)*300=240点
内申がすべて5だった場合、25+20x2=65 (65/65)*300=300点
残りを当日受験でとらなければなりません。
内申がすべて3 800-180=620 /1.4=442点(1科目平均88点)
内申がすべて4 800-240=560 /1.4=400点(1科目平均80点)
内申がすべて5 800-300=500 /1.4=357点(1科目平均71点)
2020年2月実施の入試の平均点は307点(1科目平均61.5点)でした。
都立高校では合格最低点は非公開なので、上記の模擬試験会社の情報が正しいのかはわからないのですが、塾は開示情報を集めたりしているので、およそ正しいと推測されると思います。
併願優遇の100%、都立高校入試の30%が内申で決まることは周知の事実で、わかっていることです。
テストの点数がいいのに内申が悪く納得いかないというのは通用しないと思います。
内申をよくしなければなりません。それを避ければ、選択肢は狭くなります。実技4科の手を抜く、提出物を出さないなどは論外です。
評価が試験だけで決まらないというのは、高校受験に限った奇異なものではなく、将来社会人になっても続くものと思います。