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東京都下で5人暮らしパパの雑記。

心筋梗塞になりました(1) 前兆、診察、救急搬送

はやりの退職エントリーのように記したいと思います。

2021年6月に心筋梗塞になりました。40代男性です。

 

心筋梗塞で年約3万5千人ぐらいの方が亡くなっています。

新型コロナウイルスよりも、心筋梗塞で死ぬ可能性のほうが高いですね。

 

私は幸いにも早期発見、早期治療になり、痛みも後遺症もなく、退院しました。
他人の不幸としてはおもしろみが足りないかもしれませんが、多くの人が望む結果だと思います。

 

なかなかない経験だと思いますので、記録のために記します。

経緯を順をおって記します。

 

◆前兆
2021年6月8日ごろから、胸の痛みを感じていました。
動いたときだけ、感じます。
その動きというのが、歩いただけで胸が痛くなるのです。
どこかが締め付けられるとか、キリキリ痛いとかではなく、胸全体がぼわっと痛くなります。
全力疾走したときの痛みですが、息はあがりません。
胸からあごあたりまで痛くなりました。
安静にしているとなにも感じません。
暑くなりマスクのせいかとも思いましたが、マスクをしなくても感じます。
「胸が痛くて歩けない」ということはないです。

6月9日には子供の田植え体験の引率で6Kmぐらい歩きました。

 

昨年より在宅勤務となっており、朝に散歩をするようにしています。
私は、走るのは嫌いですが、歩くのは好きで、毎朝3Kmぐらい歩いていました。
しかしいよいよ散歩もいやになりました。

高齢になり歩いただけで息が上がるという話はききますが、まだはやいです。
しかも胸が痛いだけで息はあがりません。

 

いくらなんでもおかしいと思い、2021年6月13日(日)に、妻に明日病院に行くと告げました。

この時まで、誰にも苦しく感じていることは伝えていませんでした。

 

◆受診、そして救急搬送
2021年6月14日(月)の朝、近所の循環器科に行きました。
初めて受診する医院でしたので、どういう症状かなどを受付の紙に記しました。


7番目ぐらいだったと思いますが、9:00になると、心電図をとりますと呼ばれました。
看護師さんが4回ぐらい心電図をとりました。

 

順番通りだったのか、飛ばしてくれたのかわかりませんが、すぐに呼ばれました。

 

先生は心電図のデータをみせて、波形が通常と反対になっているところがあると伝えました。

私は、先天性の右脚ブロックがあり、中学の時の健康診断でみつかってから、毎回指摘されます。

右脚ブロックとは、右心室側の電線がきれているというものです。日常生活に支障はありません。
心電図の機器は優秀で、プリントアウトされる心電図の長い紙に「右脚ブロック」と記されています。
今回は右脚ブロックのほかに「梗塞の疑い」と記されているのが見えました。
「(ここは初めての受診だし)右脚ブロックだからということはないでしょうか」と聞いたところ、右脚ブロックは電線の問題で、これは冠動脈という血管の問題だから、関係ないとのことでした。

 

今日中に大きな病院に行くようにいわれました。
先生は2つの大きい病院を提示し、「どちらにする?どちらも遜色ない」と選ばせてくれました。
私は一旦帰宅して用事を済ませてから行こうかなあ、紹介状をもらうんだろうか、大きな病院だと待つだろうな、と思っていました。
先生は、その場で私が選んだ大きな病院に電話をかけて、患者を紹介することと病状を伝えました。

先生はだいぶ待たされてキレ気味でした。
伝えられた病状は「労作性狭心症の可能性」でした。

 

にわかに慌ただしくなり、待合室にはご老人も多いのんびりした雰囲気だったのに、私が最優先になりました。
車椅子が用意され、看護師さんに「いまさらではありますが、、」と、座るように言われました。

体験以外で人生初の車椅子です。

 

「大きな病院から迎えの車がくる」と伝えられました。
すると一旦帰宅できないではないか。

帰宅して大きい病院に行くときに車を運転してもし気を失ったりしたらよくないからかなと思いました。

 

ピーポーピーポーと音がして、医院の前にとまりました。
まさか!迎えの車は救急車!

 

「モバイルICUがきたよ」とのことで、もはや有無を言わさず救急車で連れて行かれることは確定しましたので「あの、お会計は」と聞きました。

2,650円支払いました(883点の3割)。

 

大きな病院の先生と看護師さん3人があがってきました。

のんびりとした医院には似合わない若い白衣で軽装の先生と看護師さんです。

医院の先生と話し、紹介状が渡されました。
待合室を車椅子で通り抜けました。

さっとよけてくれて、注目をあびました。
外にでて、車椅子からストレッチャーに乗り換え。
ここからしばらく、寝たままになりました。
ストレッチャー、救急車もはじめてです。

 

救急車は病院のドクターカーで、医師1名、看護師1名が搬送中も心電図をとったりなど、検討をしてくれました。
前には運転手さんと助手席に1人の2人乗っており、私のために4名で運んでくれました。

後日見たところ、この費用は7,200円でした。

こんな高価そうな車で4人がかりで7,200円は安いもんだと思いました。

119番通報での救急車は無料なのは安いと改めて思いました。

 

救急車は大きな病院に着き、寝たまま運び込まれました。

 

大きな痛みも急変もないまま、1時間もしないうちに、一気に救急搬送される身となりました。

 

・・つづく

 

医院の診療明細書
初診料 293点
医学管理等 250点
検査 130点
画像診断 210点
合計883点

 

 

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