以前、知人に仕事部屋の3Dスキャン映像を見せてもらいました。
もちろん行ったことはありません。
その後、「エアロバイクの向きを変えた」と聞いて、ああ、あのバイク、窓のほうを向いていたけど、窓に平行に変えたのかな、と思いました。
と、ともに、衝撃を受けました。
行ったこともない部屋の様子がわかっている。
3Dスキャンでみるのは、写真やビデオで見るよりも大変わかりやすい。
昨年、祖母が他界し、祖母宅はいずれ解体して更地にすることになりました。
その際に、親に3Dスキャンして残したらおもしろいかもと言ったのですが、親がそれを覚えており、待っている様子でした。
23年5月にJALのスマイルセールで片道6,600円でとれたので帰省し、3Dスキャンを行いました。
◆3Dスキャンを行うハードウェアはProがつくiPhone
iPhone12以降のProが付くiPhoneは、LiDARというセンサーが付いています。
レーザーを5m程度の範囲で照射し、距離を測っています。
標準的な機能としては、カメラのナイトモードで使われています。
この機能を使うアプリを用いることで、3Dスキャンを行うことができます。
当初、レンタルしようと思っていました。
しかし、目星をつけたレンタルショップは法人向けで、個人向けは高価かつ保証金15万円などとなっていました。
持ち逃げされる可能性を考えるとわからないでもない。
UQ mobileで53,800円で売られているのを発見し、MNP転入して購入することにしました。
◆アプリはscaniverse
アプリはscaniverseを使用しました。
ポケモンGOを作っている会社のアプリです。
買収され無料化されたそうで、現在は完全に無料で利用することができます。
◆スキャンの方法
持ちやすいように自撮り棒を用意しました。
アプリを起動し、録画のようなボタンを押します。
薄く赤色になっているところがあり、そこがスキャンされていないので、それがなくなるようにiPhoneをいろいろな方向に向けます。
結果的に向けなかったところはグレーになります。
複数の部屋をまたがっていっても、ちゃんとつながります。
不思議なぐらいです。
歪んだ感じに映りますが、今回は思い出に残すためだけなので、よしとします。
弟とも共有し、私たちが子供のころからあった椅子の思い出話などをしました。
宅内をスキャンすることはプライバシー問題になります。
この祖母宅は数年前にグループホームに移ってから時がとまっており、もうこの家に住む人はいません。
祖母宅の全景
これは共有用のビデオです。アプリで簡単に作成できます。
台所
これも共有用のビデオです。
台所
同じものですが、アプリのデータではなかを歩き回る感じで見られます。
長さを測ることができます。
先日、自宅の子供部屋のエアコンを交換したのですが、あらかじめ今のエアコンが付いているところを3Dスキャンしていきました。
機種を選んで取付工事の打ち合わせで、やる場所のイメージと、室外機を搬出入する腰高窓が1mの高さであることやエアコンが2m20cmとやや高いところに付いていることが3Dスキャンデータでわかりました。(腰高窓で追加料金+3,300円)
自宅の3Dスキャンはシェアできませんが、宿泊した部屋の3Dスキャンも思い出になっておもしろいと思います。
3Dスキャン、いろいろとおもしろいです。
せっかくレンタルではなく購入したので、引き続き楽しみたいと思います。
また、せっかくiPhoneのProを買ったのに活用していない方はもったいないです。
ぜひ遊んだり仕事に活用したりしてください。