衛星通信サービスは楽天モバイルとauが提供を明言しています。
auの衛星通信のサービスが「2024年内提供予定」となっています。
1月に能登半島地震が起き、衛星通信の重要性がより認識されたところです。
auの衛星通信について、現在(24年8月初め)、auからは、2023年8月30日と、2024年1月のリリースがあります。
2023/8/30のリリース
2024/1/4のリリース
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2023/8/30のリリースを受けての記事
・スマホと衛星は直接通信。
にわかに信じがたいので、基地局と衛星が通信することを言っているのではないかというポストが散見されますが、それは既にやっていて違う、と言っています。
・全国で利用できる。
・既存の周波数を利用する。4G/5Gが利用できるスマホならソフトやハードを変えずに使える。
・au,UQ,povoの料金プランに包含する方向で検討。
・まずはSMSから提供し、音声通話やデータ通信にも順次対応する。
まずSMSからとしていることについて、
SMS以外の通信や通話では、連続的なネットワーク接続が必要になる。
となっている。SMSなら単発でいいが、通話や通信は切れないようにする接続がまだできないということでしょう。iMessageや+メッセージも使えないと思われます。
ここから先は私の推測です。
当初は、SMS1回いくらでそこそこな額の課金があるのかもしれません。
今でも国際SMSは基本料金無料、1回100円~のサービスとなっています。
国際SMSは使えますが、ほとんどの人は使えると意識はしていないと思います。
これと同じように、衛星通信も、基本料金無料、使ったら1回いくら、になるのではないかと推測します。
(参考)国際SMSの送信料金
送信文字数/一回あたりの料金
1~70文字(半角のみ1~160文字)/100円(免税)
71~134文字(半角のみ161~306文字)/200円(免税)
以降全角67文字(半角153文字)ごと/100円ずつ加算(免税)
2024/1/4のリリース
KDDIは2024年1月3日、衛星とスマートフォンの直接通信サービス(以下 本サービス)を可能とするStarlinkの最新鋭衛星6機がスペースXによって初めて打ち上げられ、軌道上に展開されたことをお知らせします。
KDDIとスペースXは、Starlinkとau通信網を活用することで、auスマートフォンが衛星と直接つながり、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信ができるサービスを2024年内に提供開始予定です(該当項目へジャンプします注)。これまでどの国内通
信事業者でも5Gや4G LTEでは提供が困難だった山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡張し、「空が見えれば、どこでもつながる」体験を実現していきます。
直接通信対応の衛星は、既存のStarlinkと接続してネットワークを構築可能なほか、スマートフォンとのLTE通信を可能とするアンテナを搭載しています。KDDIは今後、スペースXおよびT-Mobileなど本サービスを提供予定の通信事業者とともに、これらの衛星の技術検証を実施していきます。
みたところ、「スマホと直接通信可能な衛星」「直接通信対応の衛星」とあります。
衛星通信には手元のスマホが対応しなければならないと思っていましたが、スマホは現行のままでよく、衛星のほうが対応することになります。
これが24年1月に6基あがりました。
能登半島地震後の24年2月28日の記事
低軌道衛星は、多数の衛星で「面」を作る必要があるものの、静止衛星と比べて地表までの距離が短く、非常に大きなアンテナを使うことで、スマホに強い出力で電波を発射。一方で、スマホから出力される微弱な電波も巨大アンテナでキャッチし、信号を増幅処理することで、スマホとの直接通信を可能にする。
SpaceXでは、スマホと直接接続する「Direct to Cell」を実現すべく、カスタムチップと巨大フェーズドアレイアンテナを搭載した直接通信対応の衛星を開発。高性能な無線受信と高出力送信を実現し、スマホと直接LTE通信が可能になるという。
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これとはまったく別の、iPhoneの衛星通信が、2024年7月30日に日本でのサービスが始まりました。