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東京都下で5人暮らしパパの雑記。

インフルエンザ報告数2020年第53週64,553→69/例年のピークは1月末ごろ/とってかわられインフルエンザの全滅を期待する

毎週のインフルエンザの報告数です。

2020年週 日付 今季 昨季
36 8/31~9/6 3 3,813
37 9/7~9/13 4 5,738
38 9/14~9/20 4 5,716
39 9/21~9/27 7 4,543
40 9/28~10/4 7 4,889
41 10/5~10/11 17 4,421
42 10/12~10/18 20 3,550
43 10/19~10/25 30 3,953
44 10/26~11/1 32 4,682
45 11/2~11/8 24 5,084
46 11/9~11/15 23 9,107
47 11/16~11/22 46 15,390
48 11/23~11/29 46 27,393
49 11/30~12/6 63 47,200
50 12/7~12/13 57 77,425
51 12/14~12/20 70 105,221
52 12/21~12/27 69 115,002
53 12/28~1/3 69 64,553

昨々季(2018〜2019)も加えます。

2021年週 日付 今季 昨季 昨々季
1 1月 - 64,553 78,116
2 1月 - 90,811 190,527
3 1月 - 83,037 267,596
4 1月 - 89,436 283,388
5 1月 - 70,076 214,592
6 2月 - 44,747 129,989
7 2月 - 37,198 61,992
8 2月 - 30,192 44,601
9 2月 - 23,605 29,384
10 3月 - 15,498 20,454
11 3月 - 6,379 14,488
12 3月 - 2,654 12,320
13 3月 - 1,335 8,567
14(終) 4月 - 750 7,227

累計ではなく週計です。 インフルエンザにはに「無症状の感染者」「曝露した非感染者」は含まれていません。

新型コロナウイルス感染症である以上、1月末〜2月初がピークになるような推移になると推定することもできるのではないでしょうか。

現在流行しているインフルエンザは、主に2009年にはいってきた新型インフルエンザです。
2011年から「新型」がとれて、「インフルエンザA型pdm09」になりました。
現在のインフルエンザA型は2009年5月に初めて日本にはいってきて、夏季も流行し、11月までに585万人が感染しました。
しかし、2010年3月に一旦流行がおさまっています。
その後は、従来のインフルエンザのように、秋から流行するようになっています。
そして2011年3月31日に新型インフルエンザ」とよぶのをやめ、季節性インフルエンザと同じ扱いになりました。
この頃は東日本大震災の混乱期で認知されていないかと思います。

不思議なことに、このインフルエンザA型pdm09が流行するようになってから、Aソ連型は全滅しました。

medical.nikkeibp.co.jp

(2012年の記事です)

2009年までヒトの間で流行していたのは、Aソ連型(H1N1亜型)ウイルス、A香港型(H3N2亜型)ウイルス、そしてB型ウイルスの3種類でした。それが2009年に新型インフルエンザウイルス(H1N1pdm09)が出現して以降、これまでのAソ連型(H1N1亜型)ウイルスは姿を消してしまいました。

Aソ連型はタミフル耐性が増えて問題になっていた時期でした(リレンザは有効だった)。

www.yakuji.co.jp

(2009年1月の記事です)

今シーズンのインフルエンザウイルスについて、国立感染症研究所が検査した結果、11都道府県で採取したAソ連型ウイルス(A/H1N1)35株のうち34株(97%)が、タミフル耐性だった。厚労省によると、リレンザの耐性は確認されておらず、ワクチンの効果にも影響はないとしている。  今シーズンの流行ウイルスは、A香港型(A/H3N2)が最も多く45%を占め、Aソ連型36%、B型19%と続く。Aソ連型は2番目に多く、3分の1強を占めている。

リレンザがあったとはいえ、薬物耐性を獲得して「最強最凶」になるのかと思われたところで、Aソ連型はこのシーズンをもって、全滅したのです。

私は、乳幼児から高齢者まで罹患し、死に至らしめるインフルエンザは恐ろしいと思っています。
もし、今季にインフルエンザが流行しない理由が、新しい生活様式で清潔になったからだけではなく、インフルエンザが新型コロナウイルスにとってかわられ、かつてAソ連型が全滅したように、Apdm09が全滅することを期待します。
インフルエンザと新型インフルエンザの両方の脅威にさらされるようなことがあっては嫌ですね。